危険人物をリーダーに選ばないために
今回も2回分まとめてやっていきたいと思います。
今回のテーマは「危険人物をリーダーに選ばないために」です。
なかなか過激なテーマですね。
何をもって危険人物というのかは難しいところではあると思いますが、
歴史を振り返ってみると、確かに危険な思想を持った人物が選挙によってリーダーに選ばれています。
それはなぜなのか、そこを掘り下げていく内容になっています。
参考文献は「危険人物をリーダーに選ばないためにできること/ビル・エディ」です。
まず、この本ではこの危険人物の例として、ヒトラー・スターリン・トランプをあげています。
この3者は似た特徴を持っており、このような特徴を持った人物を「対立屋」と名付けています。
その対立屋の特徴として下記の3点をあげています。
1.架空の危機を印象付ける
2.単純な悪者をつくる
3.自分だけがヒーローである
この3つの特徴を聞いて私が感じたことは、「イメージ」を非常に巧みに利用している、ということです。
イメージを上手く作り上げ、人々の感情を煽り、不安にさせる。
そして、その不安を払拭するのは自分しかいない、ということで指示を得るというやり方ですね。
そして、対立屋はさらに有権者を4分割させて対立させる、という。
それが、1.支持派 2.抵抗派 3.穏健派 4.棄権派 です。
この話で勉強になったことは、このように有権者を4分割し互いを分断・反目させれば、
全体の30%程度得票数を得られれば勝てる、ということです。
選挙とは支持派を増やす戦いだと思っていたので、このような戦い方もあるのかと勉強になりました。
また、この対立屋が使う論法を頭に入れておくことが大事だと言っていましたが、確かにその通りだと思いました。
これを知っているのと、知らないとでは状況の見方が変わってくるので、覚えておこうと思いました。
以上です。
今回は民主政治の落とし穴について学びました。
最後に、民主政治は国民によって良いシステムかどうか決まる、と言っていました。
国民一人一人が、選挙に対して真剣に向き合い、取り組んでいくことができれば、民主政治はかなり良い制度になる。
しかし、それができなければ民主政治は欠陥のある制度になってしまう。
私はせめて棄権派にはならないよう、選挙に対して取り組んでいこうと思いました。