世界情勢2020①
今日のYouTube大学のテーマは、「世界情勢2020①」でした。
参考文献は「世界の潮流2020〜2021/大前研一」です。
著者である大前研一さんが現在の世界情勢について考えていること、
この先どうなっていくのかを予想し、そしてそれについて解説された本、とのことです。
まず、冒頭で中田さんはこのような世界情勢について書かれた本を読むときは、
一つの本だけでなく、複数の本を読むことをお勧めしています。
それは、複数の本を読むことによって、例えばある一つの主張が、
その一つの本、つまりその本の著者だけが考えていることなのか、
複数の人が共通して持っている考えなのか区別がつくから、と言っていました。
確かにこう言った類の本は、どうしても個人の主観が入ってしまうと思うので、
私はあまりこう言った種類の本は自分では進んで読まないのですが、
もし読むとしたら参考にして複数読むようにしよう、と思いました。
さて、中身ですがメインとなる国として、
アメリカ・イギリス・中国 の三国を挙げています。
今回の動画では 主にアメリカとイギリスについて取り上げていました。
この両国は現在、衰退するか否かの岐路に立たされている、と著者は主張しています。
まずアメリカについて、トランプが大統領に就任したことにより現在、アメリカでは様々な面が脅かされている、という。
それは、 対中外交・三権分立そして基軸通貨の揺らぎ である。
その三つ揺らぎの根底には、トランプの過激な言動があるといい、
それにより現在、アメリカが持っていたリーダーシップが失われつつある。
それは、アメリカ国民がトランプを大統領に選んだツケであり、
そして、アメリカは今まで君臨していた「世界の中心」という立場ではなくなるだろう、というもの。
続いて、イギリスが抱えている問題はブレグジット=EUからの離脱 である、という。
まず、イギリスは4つの国からなる連合国だが4つの国全てがEU離脱に賛成しているわけではない。
国同士の感情もあり、そこで分裂が起こるかもしれないこと。
また、EUから脱退することにより今までできていた国境を超えた移動が自由にできなくなり、
それにより、商品の流通に影響があり、それにより経済に影響が出る。
さらに人材も外へ流失していくことになるだろう、というもの。
確かに、中国とアメリカの関係は、最近ニュースや新聞でもよく目にするので、
すごく悪化してきているように感じています。
動画では、その原因をトランプの貿易に関する理解不足と説明していましたが、
自分も全然詳しくないのでなんとも言えませんが、中国側もなんだか怪しいところがありそうだなぁ、
とちょっと思ったりもします。
イギリスのEU離脱は、ニュースで大きく取り上げられていたので、知ってはいましたが、
内部の国同士で意見が割れていることは知りませんでした。
ちょっと聞いただけでもとても難しい問題だと思います。
時間があればもっと深く勉強したいと思いました。
また、現在の政治は自国第一主義の国が増加傾向にあるといい、
そこから民主主義が陥りがちな問題について触れており、とても興味深かったです。
まず、民主主義という制度は古代ギリシャの時代にすでに存在していたがなぜ無くなったのか、
という話があったのですが、確かにその通りだと思い、まずそこでハッとさせられました。
民主主義は決して完璧な制度ではなく、ある側面から見るととても脆く、
危うい性質を伴っていることをヒトラーを例に挙げて述べており、
なんとなく民主主義が一番いい制度だろう、と思っていた自分にとっては衝撃的でした。
そして、アメリカ・イギリスが衰退した先には中国の台頭がある、といい
そこで今回の動画は終わりました。
また明日この続きを聞きたいと思います。