経済危機①
今日のYouTube大学のテーマは「経済危機①」でした。
参考文献は「危機の時代/ジム・ロジャーズ」
世界三大投資家の一人と言われているジム・ロジャーズ氏が、
コロナ後の経済を予測している本とのこと。
ジム・ロジャーズ氏はあのリーマンショックを起こる前から予測していた、と言われるほど、
高い先見性の持ち主であり、世界三大投資家という響きと相まって、この時点で非常に高い説得力を感じます。笑
そんな彼が主張することは、これからリーマンショック以上の危機が訪れるだろう、ということ。
なぜ、リーマンショック以上かというと、リーマンショックの時とは各国の経済状態が全く違っているからだ、という。
リーマンショックが起こった時は、まだ各国とも経済に余裕がある状態だった。
しかし、ここ10年でアメリカ・イギリスといった先進国は借金が増え、現在は借金まみれである、という。
それは、「MMT理論」という、自国の通貨を持っている国はいくら国債を発行してもインフレにはならない、
という根拠の薄い理論を信じ、湯水のように金を刷っている現状があり、
そんなことはありえない、とロジャーズ氏は一刀両断している。
そんな中、一番恐れるのがトランプの行動である。
トランプは基本的に戦争が好きな人物であり、経済が立ち行かなくなった時、
国民の不満を逸らすため戦争を引き起こす可能性がある、と指摘している。
その根拠として、彼は歴史を挙げている。
歴史を辿ってみると経済危機から戦争へという流れは、過去幾度も起こっており、
特に、1929年の世界恐慌から第二次世界大戦への流れに、現在の状況はかなり酷似している、という。
そして「第二のサラエボ」それは中東のどこかだろうと予想している。
実際、イエメンは現在もうすでに戦争状態に入っており、いつ着火してもおかしくない状態である。
価値観を変える必要がある、と彼は主張する。本当にあっという間に今までの世界は変わる。
それもまた歴史を見れば明らかである。かつてのローマ帝国、大航海時代のオランダ・ポルトガル、
産業革命を果たしたイギリス、大戦後全ての中心となったアメリカ。世界は幾度も変わってきた。
そしてこの先の未来で力を持つのは、ほぼ確実に中国だ、と彼は主張する。
ここで、皆さんは深圳の今を知っているだろうか?と問いかけてくる。
深圳は現在とんでもないスピードで成長を遂げている。電気自動車は日本とは比べものにならないスピードで普及し、
自動運転も実用化され、ドローンは警察・消防・輸送さらに軍事などで利用され着々と実用化が進んでいる。
街には超高層ビルが立ち並び、世界の最先端を走っている。
それをなぜ私たちは知らないのか。その原因はメディアにあるという。
アメリカ、日本などのいわゆる西側メディアは基本的に中国に対して攻撃的な報道をしている、という。
一度中国やロシア、いわゆる東側メディアの国営放送も見るべきだ、と彼は言う。
そうすることによって、世界の正しい姿を見ることができる。
さらに、中国はアフリカに目を向け、インフラを中心に投資を行っている。
人口比率の観点から見て今後間違いなくアフリカの時代がやってくる。
インフラを中心に投資をしている中国に対してアフリカの国々は好意的であり、
中国の力をさらに盤石なものにするだろう、と予測している。
今日はここまででした。
明日はでは日本はどうするか、という話みたいです。
昨日までの世界情勢の話と、重複するところも結構あったように感じます。
やはり中国なのか…という感想が大きいですね。笑
世界の移り変わりの話は興味深かったです。生まれた時からアメリカが世界の中心だったので、
そうじゃない世界というのが私はあまり想像できませんが、歴史上ではそれが何回も起こっている。
まさに価値観が固まっている証拠かもしれません。笑
今まさに歴史の転換点にきているかもしれないな、と感じました。